#2 姿三四郎と續姿三四郎
おはようございます。
GW真っ只中。お疲れ様です。
今日は前回に引き続いて黒澤映画2・3作目

姿三四郎が戦時中1943年 公開
その続きの話となる續姿三四郎は1945年 公開。
姿三四郎については、黒澤映画の第一作目となります。
あらすじというと
言葉で説明するのが難しいのでこちらで失敬します。
個人的な感想としては、
黒澤映画の王道がこの時点で出来上がってたのではないかなと思いました。
”姿三四郎”の方は、戦争中だったこともあって校閲に引っかかったところのフィルムがなくなってしまっており、今も見れないというのは非常に悲しいところではありますが、残ったところは非常に素晴らしく、柔道家として力で強いだけでなく、礼儀や作法、心身が強くないとダメだ。というのがこの映画双方に通ずる考えなのではと思いました。
それがその後の、”7人の侍””赤ひげ”につながっていくのかなと。
映像としては、
上記であげた2作品とは違い、一人一人にスポットが向いていたのが特徴だったのかなと。1カットの長回しも少なかったように思います。
”赤ひげ”の狂女と保本が初めて会って逃げ惑うシーンなんて大きく引いて1カットで撮ってて。あれはあれで1カットじゃなきゃ狂女の追い回しに対して保本の気持ちの動き方が表せないと思うかもしれませんが、あのシーンなんて3分近く?あるわけですよ。人によれば2,3カット作る方がいてもおかしくないと思うし、なんなら狂女と保本のアップだけでも大分恐怖感は出せると思うんです。
でも、ホラー映画じゃないから。
あくまでも、心理描写が大事だと思ったからあのようなワンカットになったのかなと思うわけです。
でも、この2作品は少なからずとも三四郎の表情だったり、顔つきの変化だったりがとても特徴的でこういう作品もあるんだなと勉強になりました。
あとは、周りの人間(観客等)の表情が印象的でした。柔術大会で投げ技を決めたときに一点の方向を全員が向いている、しかも皆同じ惹かれるように視るので、「そこでなにかあったのか」と思わせる違和感さ。不気味さ。
今は、一点に向かせるにしろ、個々のポーズが違ったり、スマホで撮ってたりするので同じ光景には決してならないからこそ思うのでしょうが…
忘れてはいけないのが、”姿三四郎”と”續(続)姿三四郎”共にクライマックスの敵を倒すシーン。まるで、池田屋階段落ちのように(階段じゃなくて両方とも山の斜面だけど)ものの見事に落ちて、自らの強さを魅せ占める。
かっこよすぎる。歌舞伎のようにかっこいい…
ともかく、内容の物足りなさはありましたが、これも時代背景を考え、できる範疇でおそらく作った作品かと思うので致し方ないかと・・・
以上、備忘録がてら失礼します。